鹿児島の洗礼 風、雨、灰で楽天ボロボロ11失点

[ 2012年4月22日 06:00 ]

<ソ・楽>ベンチで厳しい表情の星野監督

パ・リーグ 楽天1-11ソフトバンク

(4月21日 県鴨池)
 風、雨、火山灰の三重苦の中、楽天は今季最多の11失点を喫した。楽天・星野監督は試合後、真っ先にベンチを出ると「雨で集中力が切れたのか」の問いかけにも無言。監督不在の全体ミーティング後、選手も硬い表情で移動バスに乗り込んだ。

 球場内の風速計は最大15メートルを記録し、桜島からの灰が舞う。記録上は2失策だが、多くの局面で影響が出た。3回無死一、二塁ではフェルナンデスの二塁への送球が内川の背中に当たり、逆転につながる。5回無死一塁ではペーニャの詰まった打球が風に乗り、聖沢の頭を越す適時二塁打。さらにヒメネスの送球エラーで4点目を奪われた。

 6回からは大粒の雨が降りだし、8回には青山の抜けたシュートがペーニャの頭部に当たるなど散々。松井は「条件はお互い一緒」と引き締めたが、苦しい戦いを続けるチームには酷な自然の洗礼だった。

 ▼楽天・ヒメネス(自らの失策もあり4回2/3を4失点)積極的に投げることはできた。敗因は四球をいくつか(3個)出したこと。

 ▼楽天・牧田(2回に先制2号ソロ)右翼方向の風にうまく乗ってくれました。狙い通りです。

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2012年4月22日のニュース