明大の大先輩・川上の穴埋めた 岩田がプロ2勝目

[ 2012年4月22日 06:00 ]

<広・中>5回3安打1失点で今k初勝利の岩田

セ・リーグ 中日6-1広島

(4月21日 マツダ)
 先輩の穴を後輩が埋めた。今季初先発の中日・岩田が5回3安打1失点。プロ初勝利だった2010年7月19日の横浜戦(ナゴヤドーム)以来の通算2勝目を挙げた。明大の大先輩、川上の離脱で生じたローテの谷間。代役を任された右腕が642日ぶりの花を咲かせた。

 「しっかり守って、声をかけてくれた野手のみなさんのおかげです。昨年勝てなかったし、うれしいですけど、まだまだ課題が多いので」

 反省の弁を忘れなかった25歳だが、責任は果たした。許した点は広瀬のソロ本塁打のみ。2点のリードを保ったまま、田島にバトンをつないだ。

 ヒヤリとする場面も乗り越えた。3回先頭の会沢への初球カーブがヘルメットを直撃する死球。危険球退場の可能性もあったが、遅い変化球のすっぽ抜けと判断され、その後の登板を許された。ナインにも声をかけられ、動揺することなく後続を打ち取った。

 「会沢に申し訳ない。ボール先行だったんで、次は修正したい」

 若い右腕の力投に応えるように打線は爆発。3月31日の広島戦以来、17試合ぶりの2桁となる13安打を放ち、4連勝で首位をキープした。「1、2番が元気なら点が入るし、勢いも出せる」と高木監督。投打のかみ合った快勝に帰りのバスへの足取りも軽かった。

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2012年4月22日のニュース