松坂24日に1Aで登板 5月中にメジャー復帰目指す

[ 2012年4月22日 06:00 ]

<レッドソックス・ヤンキース>試合前、ブルペンでの投球練習を行う松坂大輔。フェンウェイパークのブルペンは術後初

 右肘の腱移植手術から復帰を目指すレッドソックスの松坂大輔投手(31)が、23日(日本時間24日)に傘下1Aセーラムで登板することが決まった。経過報告のためチームに合流中の松坂は20日(同21日)、首脳陣の前で42球のブルペン投球。公式戦登板へGOサインが出たことで、5月中にメジャー復帰するシナリオが固まった。

 投球後に松坂と話し合ったボビー・バレンタイン監督は「戻ればローテーションの一人になる。実戦への準備はできた」と発言。当初23日にマイナーでの練習試合に登板予定だったが、最下位低迷中のレ軍の窮状と右腕の順調ぶりを受けて繰り上げられた。故障者リスト(DL)入りしたままマイナー公式戦に出場できる期間は30日。今後も順調に調整が進めば5月23日(同24日)までにチームに合流する流れだ。

 練習後、松坂は球場の100周年記念式典に参加。日本人のレ軍OBでは唯一の参加者で松坂と同じ背番号18を背負った大家(前横浜)とも再会するなど先人たちと触れ合った。「100周年という記念の日にグラウンドに立てたことをうれしく思います。長い歴史の一部として関われたことも誇りに感じています。少しでも早くフェンウェイのマウンドに戻ってきたいと、あらためて強く思いました」と球団を通じてコメント。早期復帰へ決意を新たにした。

 昨年5月16日オリオールズ戦以来343日ぶりの公式戦登板となる23日は先発で75球程度の予定。マイナーでは5試合程度の登板を予定している。レ軍の栄光の歴史に足跡を刻むための道筋はくっきりと定まった。

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2012年4月22日のニュース