橋上氏は1軍戦略コーチ 秦コーチとともに野村ID注入

[ 2011年11月2日 06:00 ]

戦略コーチに就任し、巨人のユニホームに袖を通す橋上秀樹氏

 巨人は1日、来季から新設する1軍戦略コーチに元楽天ヘッドコーチの橋上秀樹氏(45)、同バッテリーコーチにヤクルトなどで活躍した秦真司氏(49)の就任を発表。東京・大手町の球団事務所で就任会見が行われた。

 巨人にID野球の頭脳が加わる。現役時代は選手として、楽天ヘッドコーチ時代には参謀役として野村克也監督を支えた橋上氏は「そういったところも話をいただいた一番のポイントだと思っている」。新設の戦略コーチは、スコアラー陣が行う分析を、実際のプレーに効果的に生かすことが目的で「ゲームの中で少しでも役に立つミーティング改革が私の一つの大きな役目」と話し、野村IDを橋上流にアレンジして巨人に浸透させる。

 同じくヤクルト時代に野村氏の下でプレーした秦氏は「僅差の試合をものにできるチームづくりが日本一への道」と抱負を語った。これに伴い村田バッテリーコーチは2年ぶりに打撃コーチに復帰することが濃厚。吉村禎章打撃コーチ(48)と香田勲男投手コーチ(46)の退団も正式発表され、小谷正勝2軍投手コーチ(66)には来季の契約を更新しないことを通告した。

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2011年11月2日のニュース