小石、無念…ドラ1十亀に投げ勝つも30年ぶりV届かず

[ 2011年11月2日 06:00 ]

NTT東日本の先発・小石は力投を見せたが…

都市対抗野球決勝 NTT東日本1-2JR東日本

(11月1日 京セラD)
 1球に泣いた。敗れたNTT東日本先発・小石は「点を取られない投球を心掛けたが、相手が上だった。優勝できなかった悔しさが一番大きいが、自分のやるべきことはしっかりやれたと思う」と社会人ラスト登板を振り返った。

 西武ドラフト1位の十亀と2位の自身との投げ合い。「全く意識しませんでした」と自身の投球に専念した。「調子はびっくりするくらい良かった」と話したように6回まで11奪三振、無安打投球を続けた。だが、ノーヒットノーランの快挙も見えた7回に松本に甘く入ったカットボールを左翼席に運ばれ、さらに死球と安打で走者を出してこの回途中で降板した。

 来年からは、十亀とともに西武の一員となる。小石は「(十亀とは)お互い頑張ろうと話していた。帆足さんに少しでも近づける投手になれたら、と思います」と視線の先をプロの世界に向けた。

 ▼NTT東日本・垣野多鶴監督 決勝まで来て負けるのは(監督として)初めてなので悔しい。選手は一戦一戦成長してくれた。敗戦は監督の責任。この敗戦を来年の糧にしたい。

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2011年11月2日のニュース