マー君 パ・リーグ史上初の年間3度目の月間MVP

[ 2011年11月2日 06:00 ]

 セ、パ両リーグは1日、10月の月間最優秀選手(月間MVP)を発表し、パは楽天の田中将大投手(23)が6、7月に続き、リーグ史上初となる年間3度の受賞を果たした。西武の浅村栄斗内野手(20)は初受賞。セは阪神の能見篤史投手(32)が2度目、中日のトニ・ブランコ内野手(30)が初受賞となった。東日本大震災の影響で開幕を延期し、レギュラーシーズン終了もずれ込んだため、セ、パともに初めて10月のMVPを選出した。

 パ・リーグ初となるシーズン3度目の月間MVPを受賞した楽天・田中は「みんなで獲った賞だと思う。シーズン終盤でも体の状態は良かったのでいつも通りに試合に入れたし、目標にしていた1年間ローテーションを守ることができてよかった」と喜んだ。10月は3試合に登板して2完封を含む3勝を挙げ、防御率0・69と抜群の安定感。入団5年目ながら通算6度目の受賞は、パ・リーグ投手としてはソフトバンク・杉内の7度目に次ぐ回数となった。

 チームの順位が5位に確定していた今季最終登板の10月16日日本ハム戦(札幌)も完封で締めた田中。この日23歳の誕生日を迎えた右腕は「野球が好きなのでモチベーションが下がることはない。次の年が大事なのでしっかりやりたい」とエースの自覚を口にした。

 ▼西武・浅村 素直にうれしい。自分でも信じられない感じはありますけど。1年間ケガなくやれたことが、今回のMVPにつながったのかなと思います。

 ▼阪神・能見 キャッチャー、守ってくれた野手の皆さんに感謝したい。4位の悔しさを忘れず、来年にしっかりつなげたい。

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2011年11月2日のニュース