競合確実の東洋大・藤岡 堂々の12球団OK宣言 

[ 2011年10月26日 19:04 ]

ブルペンで調整する東洋大・藤岡

東都大学野球リーグ最終週第2日 青学大2―1東洋大

(10月26日 神宮)
 東洋大の藤岡は、この日のリーグ戦でチームが逆転負けしたとあって硬い表情を崩さなかった。しかし、ドラフト関連の質問には終始、積極的な言葉が口をついて出てきた。「やっと来たという感じ。楽しみでもあるが、徐々に緊張し始めている」と胸の内を表現した。

 3、4年生で勝ち星を重ねて実績をつくった藤岡がプロを間近に感じたのは、昨年のドラフト会議だった。大学日本代表の仲間や他大学のエースだったライバルたちが次々と指名されたからだろう。

 全日本大学選手権で2年連続MVPに輝くなど、大学ナンバーワン左腕にプロの複数球団が熱い視線を送っている。緩急をつけたレベルの高い投球術もさることながら、183センチ、85キロの体格とタフネスも魅力だ。

 藤岡は「指名してくれるチームがあれば、そこで頑張るということ」と堂々の“12球団OK”だ。対戦してみたい打者を聞かれて「うーん、中田翔(日本ハム)ですかね。僕らの世代のスター選手だから。同い年の選手は意識する」と具体的な名前を挙げてみせた。

 菅野(東海大)野村(明大)とともに「大学ビッグスリー」と形容される藤岡の運命の日がやって来た。

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2011年10月26日のニュース