ソフトB 唐津商・北方を2位指名!藤井魂受け継ぐ右腕

[ 2011年10月26日 06:00 ]

「藤井2世」だ!!ソフトバンクの2位指名候補として浮上した唐津商・北方

 ソフトバンクのドラフト2位指名候補として、今夏甲子園で153キロを記録した唐津商の右腕・北方悠誠投手(17)が浮上した。

【北方悠誠とは】

 北方は唐津商1年から投手転向。150キロを超える直球に切れのある変化球が武器の本格派右腕だ。粗削りな部分は多いものの、その分、伸びしろは大きい。今夏佐賀大会は準決勝の延長15回引き分け再試合を含む6試合57回で計888球を投げ抜くなどスタミナもある。甲子園2回戦敗退も2試合連続2桁奪三振をマークするなどして、アジアAAA野球選手権の日本代表メンバーにも選ばれている。

 唐津商はダイエー時代に中継ぎとして活躍し、00年に肺がんで死去した藤井将雄さん(享年31)の母校でもある。早くから上位指名リストに挙げていたソフトバンク・永山勝スカウト部長は「ボールに力があるし、闘争心あふれる投球もいいよ。将来が楽しみになる素材。藤井2世だね」と高く評価。球団では宮崎日大・武田翔太投手(18)を1位指名する方針で、他球団からの指名がなければ北方は2位での指名が有力だ。

 北方の父・伸一さんは藤井さんの後援会事務局長を務めていた。北方自身も幼少時に藤井さんとキャッチボールするなどホークスとは縁深い。藤井さんが志半ばで他界した時はまだ、6歳だった北方。導かれるように憧れの投手の背中を追いかけた右腕は27日、運命の時を迎える。

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2011年10月26日のニュース