マエケン プッツン!?ノーヒッターあと2人から12敗目

[ 2011年10月26日 06:00 ]

<ヤ・広>前田健は快挙を逃がした上にサヨナラ負けを食らってガックリ

セ・リーグ 広島1-2ヤクルト

(10月25日 神宮)
 大記録までアウト2つの9回1死走者なし。ヤクルト・藤本の打球が左翼線フェアゾーンに落ちたのを確かめると、広島・前田健は両手をヒザにつき、うつむいたまま苦笑いを浮かべた。

 「(無安打の)意識? 最後ぐらいですかね。ただ、勝つために投げているので負けたことが悔しい。それまでの投球がパーになってしまった」

 大記録どころか最後は逆転サヨナラ負けに、表情は厳しかった。それでも広島の投手では池谷公二郎(76、77年)、C・ルイス(08、09年)=レンジャーズ=に続く2年連続奪三振王。今季通算は昨季を18個上回る192K。快挙を逃しこそすれ、最多奪三振のタイトルはやはり輝かしい。

 「悔しいシーズンなのは変わりないけど、タイトルを獲れたことはうれしい。本音を言えば防御率か最多勝利が欲しかった」。来季はさらなる高みに向かう。 

 ▼広島・大野投手チーフコーチ(前田健に)無安打無得点を達成させたかった。調子は良くなかったので、7、8回で代えてあげるのが本当は良かったんだけど…。

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2011年10月26日のニュース