沢村2回途中降板も…巨人、19安打で逆転3連勝!

[ 2011年8月5日 22:20 ]

7回巨人1死、小笠原が右越えに本塁打を放つ

 プロ野球、広島―巨人10回戦は5日、マツダスタジアムで行われ、巨人が11―6で逆転勝ち。3連勝で4位に浮上した。巨人は先発のルーキーの沢村が2回途中4失点で降板したものの、19安打の猛攻で打ち勝った。原監督は「こんなに点を取るのは、そうそうない。いいですね」と明るい表情で話した。

 広島は11安打を放つも投手陣が踏ん張れず、連勝は5でストップ。3位に後退した。

 初回、巨人は初回1死二、三塁のチャンスに4番・ラミレスが三振。高橋由の四球で2死満塁となったが、小笠原が左飛に倒れ、無得点。その裏、広島は1死一塁から3番・丸が左越えに7号2ランを放ち、2点を先制した。チームとしては6月16日以来となる本拠地での一発。4試合ぶりに3番に復帰しただけに「しっかり芯で捉えることができた」と喜んだ。

 巨人は2回2死から沢村が右前打を放ち、右翼手の悪送球の間に二塁へ。続く坂本の中前適時打で1点を返した。自らのバットで反撃ののろしを上げた沢村だが、その裏2死満塁から連続押し出し四球で2点を献上。マウンドを降りた。

 巨人は3回無死一、三塁から高橋由がバックスクリーンへ7号3ランを放ち、同点。広島は4回2死一、二塁から丸の左前適時打で1点を勝ち越したが、巨人は6回1死から谷が右越え三塁打を放ち、坂本の左前適時打で同点。さらに藤村の送りバントで2死二塁とし、長野の遊ゴロが敵失を誘って逆転。7回には小笠原の3号ソロでリードを広げた。

 広島は7回1死満塁からバーデンの二ゴロの間に1点を返したが、巨人は8回1死二、三塁から長野の右前打で2点を追加。さらに9回にも2死二、三塁から坂本が2点適時打を放ち、リードを5点に広げると、9回はロメロが走者を出しながらも無失点で切り抜け、広島を振り切った。

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