原監督「ハードラックやもったいないでは」

[ 2011年5月30日 22:59 ]

9回、無死一、三塁の好機に矢野が併殺打に倒れ、ベンチで渋い表情の巨人・原監督(左)

交流戦 ロッテ2―2巨人

(5月30日 QVCマリン)
 巨人は負けはしなかった。ただ、終盤のチャンスを続けて逃した。9回は無死一、三塁から、矢野のゴロが遊撃手の正面を突くと、三塁走者はけん制されて本塁を突けず併殺打に。ここで勝ち越せず、延長11回2死一、二塁でも得点できなかった。

 試合後、原監督は大きなため息をつき、語り始めた。「技術は簡単に身に付かない。打者はもう少し執念も持たないと同じことを繰り返す。ハードラックやもったいないではね」。もどかしい展開に口調が厳しくなる。

 36試合を終え、1試合平均得点は2・97と、ついに3点を切った。5回は同点とした後の坂本、11回は鈴木の盗塁を生かせなかった。「動きまくっているんだけど点にならない」と監督は頭を抱える。9回のピンチでは自らマウンドに足を運んだ熱血漢は、我慢してきた思いが一気にあふれたようだった。

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2011年5月30日のニュース