建山、メジャー初セーブ!指揮官も「よくやった」

[ 2011年5月30日 06:00 ]

<レンジャーズ・ロイヤルズ>7回から登板し、3回を2安打1失点でメジャー初セーブを記録した建山

ア・リーグ レンジャーズ10-1ロイヤルズ

(5月28日 アーリントン)
 レンジャーズの建山が3試合目の登板でメジャー初セーブを記録した。大量10点リードの7回から登板して3回を1失点(自責点0)。今季の日本人選手セーブ一番乗りとなった右腕は「勝利に貢献できたので、凄く気分がいいしうれしい。セーブは一番、縁がないかなと思っていた」と喜んだ。

 延長14回を戦った前日は1回1/3を投げた。初めての連投では変化球を多投し、打ち気にはやる打者のタイミングを外した。先頭打者が失策で出塁後、連打を浴びて無死満塁に。しかし丁寧に低めを突き、内野ゴロの間の1失点で乗り切った。8、9回は3者凡退。「ストライクをそろえ過ぎないように切り替えられたので良かった」と振り返った。

 夜も気温30度を超える暑さの上、前日の延長でブルペンが疲弊していただけに、ロン・ワシントン監督は「3イニング目も本人が“いける”と言ってくれた。(他の)救援陣を休ませられたし、よくやったね」と感謝しきり。建山は「2回は確実に投げると思っていたが、3回は想像していなかった」と本音を漏らしたが、地味な役回りがセーブという形で早くも報われた。

 ≪日本人セーブは15人目≫日本人投手で大リーグでセーブを挙げた投手は建山で15人目となった。最多は佐々木主浩(マリナーズ)の128セーブで、2位は斎藤隆(現ブルワーズ)の84セーブ。また、メジャー登板3試合目でのセーブは、佐々木が00年にデビュー2戦目で初セーブを挙げたのに次ぐ、スピード記録となった。

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2011年5月30日のニュース