落合竜3連勝!ついに首位浮上も指揮官は無言

[ 2011年5月30日 06:00 ]

<オ・中>オリックスに連勝し首位に立った荒木(左から3人目)ら中日ナインはハイタッチ

交流戦 中日7-4オリックス

(5月29日 京セラD)
 真打ちがついに“定位置”に浮上した。球団史上初の連覇を狙う落合竜がオリックスに快勝し、3連勝で今季最多の貯金5。この日西武に敗れたヤクルトと入れ替わり、今季初の首位に立った。

 「まだまだ先は長いので、気を抜くことなくやっていきたい」

 決勝打を含む2安打2打点の荒木が、ヒーローインタビューでナインの気持ちを代弁した。2点を追う2回、先頭のブランコからの3連打で1点を返し、谷繁がきっちり送って1死二、三塁。続く藤井の右前打で同点とすると、打撃好調のリードオフマンが左前に逆転適時打をはじき返した。

 「みんながどんどんつないでくれて回ってきたチャンスだったし、僕のところで切るわけにはいかないと思った」

 4回1死二塁でも中前適時打を放ち、すかさず二盗。通算299個目となり300盗塁に王手をかけた。

 深刻な貧打で4月19日には2004年5月以来の単独最下位に転落。落合監督就任後、もっとも苦しいスタートとなったが、昨季の優勝を争った巨人、阪神がもたついている間に、じわりじわりと浮上してきた。

 首位についての質問には無言だった落合監督だが、打線の復調には手応え十分。この日もスタメンだった堂上剛、藤井らが攻守に活躍し、小池が今季初打席で本塁打を放つなど、起用した選手がことごとく結果を出す好循環だ。

 先発投手陣は盤石。守護神・岩瀬の状態だけはやや心配だが、持ち味の試合巧者ぶりを発揮し始めた落合竜が、一気に突っ走る態勢に入った。

 ▼中日・川井(6回途中3失点も5月3勝目)粘り強く投げようと意識したけど、中継ぎの皆さんに迷惑をかけた。

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2011年5月30日のニュース