ドラ１候補・伊藤先制１号！慶大が今季初勝利

＜立大・慶大＞２回無死、伊藤が右越え本塁打を放つ

東京六大学野球第１週第３日 慶大６―４立大

（4月11日 神宮）
　慶大―立大２回戦は、今秋ドラフト１位候補の慶大・伊藤隼太外野手（４年）が今季１号の先制本塁打を放つなど２安打１打点の活躍。チームも７回に山崎錬内野手（３年）の逆転２ランなどで３点差をはね返し、１勝１敗のタイとした。

　慶大・伊藤が今秋ドラフトＮｏ・１野手の実力を見せつけた。先頭打者として迎えた２回、１ボールからの内角直球を右翼席中段まで運ぶリーグ戦通算７号の１２０メートル弾。チームも逆転勝ちで今季初勝利を挙げ「強く振ることだけを考えていました。自分が主将になって弱くなったと言われたくなかった」と安どの表情を浮かべた。

　＜立大・我如古　初安打も…＞昨年は興南（沖縄）の主将として甲子園春夏連覇に輝いた立大・我如古（がねこ）がリーグ戦初安打。７回の守備から出場してその裏、先頭打者として内角直球を中前へ運ぶと「詰まったけど抜けて良かった」と笑顔を見せた。だが守備では初失策も記録し、９回は慶大・福谷の１５２キロ直球を空振り三振して最後の打者に。「数少ないチャンスを生かせるようにしたい」と反省していた。