能見 7回途中3失点で初の大役果たす

[ 2011年4月12日 22:15 ]

セ・リーグ 阪神7―4広島

(4月12日 甲子園)
 プロ7年目で初の開幕投手を務めた阪神の能見は、7回途中3失点と試合をつくり、大役を果たした。

 序盤は「めちゃくちゃ緊張した」と制球が定まらず、一回に先制点を献上した。だが、その後は走者を出しながらも粘りの投球。打線の援護もあって勝利を引き寄せた。

 キャンプ中に開幕投手を告げられながら、東日本大震災の影響で開幕が延期。それでも左腕は「(調整には)関係ない」ときっぱり。試合後は「僕より大変な人がいっぱいいる。野球ができる幸せをより一層感じた。一人でも勇気を届けられたら」と穏やかな表情で話した。

 ▼城島(開幕戦に)「喉がからからだった。(緊張したのは)能見だけじゃない」

 ▼阪神・和田打撃コーチ(マートンに)「オフからやってきた成果が本塁打に出た。もう1本出たら乗っていける」

 ▼阪神・山脇守備走塁コーチ(好走塁で得点)「なかなか連打は難しいので(今後も)走塁で助けることができたら」

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2011年4月12日のニュース