斎藤 思わず「うまい!」 好守にも助けられ無失点デビュー

[ 2011年2月26日 14:48 ]

ロッテ戦の6回、オープン戦初登板し、1回を無失点の日本ハム・斎藤

オープン戦 日本ハム9―8ロッテ

(2月26日 沖縄・名護)
 日本ハムのドラフト1位ルーキー、斎藤佑樹投手が26日、オープン戦に初登板した。1回19球、1安打1四球で無失点。「真っすぐを投げて、ある程度抑えられているのは後々、楽になってくると思う」と自信をつけた。吉井投手コーチも「真っすぐは良かった。マウンドさばきという点では堂々としていていいと思う」と評価した。

 6回、4番手として登板した斎藤は先頭のロッテ・清田を一邪飛に打ち取ったが、続く大松に9球を投げ、根負けの四球。竹原には右翼へ二塁打を打たれた。

 1死二、三塁のピンチを迎え、打者細谷の初球にカーブを投げた斎藤。それまでほとんどストレートだったことから、頭の中にカーブがなかったかのように細谷は止めたバットにボールが当たり、三ゴロに。続く金沢は三塁へのファウルフライ。風に流される中、小谷野がフェンスにぶつかりながらも捕球した。

 小谷野のファインプレーにマウンド上の斎藤は思わず「うまい!」。グラブをたたき、オープン戦デビューを無失点で切り抜けたことを喜んだ。

 変化球はカーブとツーシームの2種類だけ。オリックスの依田スコアラーは「どのように変化球を組み立ててくるのか見てみたい」と幅が広がる今後の投球に注目した。

 次回の登板予定は3月2日のヤクルト戦。「まだ制球が甘いと思った。1イニングしか投げてないので、一回り、二回りしてどうなるか見てみたい」。注目の右腕は妥協を許さない。

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