浸透するか 楽天が掲げる「13分の3理論」

[ 2011年2月26日 08:35 ]

練習試合で、選手交代を告げる楽天の星野監督

練習試合 楽天8-4韓国ハンファ

(2月25日 宜野座)
 今季の楽天は「13分の3理論」を掲げている。

 田淵ヘッド兼打撃コーチは「13安打のうち、3本が追い込まれてから。10本は3球以内に出ているんだ」と説明。3球目までにスイングすることが、安打の確率を高めると考えている。

 さらに「バットをコンパクトに振る」ことも提言する。この試合は14安打中で12本が単打。中堅から逆方向へ10安打を記録する理想の攻撃だった。その意識は、この日は欠場した松井稼、岩村らベテランや外国人にも浸透している。

 「大砲はいなくても、ピストルのようにパチーン、パチーンと的確に打てばええんや」と話していた通りに打線が実践。星野監督の笑顔には、スナイパー打線完成の手応えが漂っていた。

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