沢村、直立不動!桑田氏がエース3カ条注入

[ 2011年2月26日 06:00 ]

沢村(左)の身だしなみを整える桑田氏

 巨人のドラフト1位・沢村拓一投手(22=中大)が25日、球団OBの桑田真澄氏(42)から巨人のエース3カ条を注入された。10分間の対面だったが、キャンプ地を訪問した大先輩からのアドバイスに直立不動で耳を傾けた。

 一、直球を生かす変化球をマスターすべし。

 「150キロで騒がれているけどスピードだけで抑えられる世界じゃない。ダル(ビッシュ)を見たけどあんな素晴らしい直球を持っている投手でも変化球を投げる。進化は必要でしょうね」 

 二、目先ではなく10年、15年エースを張る気概を持つべし。

 「(沢村が)良い球を投げるという情報は入っている。2、3年で終わるより、15年エースをやらないとダメ。投球術も覚えて一つずつ階段を上ってほしい。体がないと1年もたないが、第一印象で思ったより良い体をしているなと思った」

 三、マスコミを味方につけるべし。

 「プロは厳しい世界だから打ちのめされることもあるけど応援する。メディアの人もうまく利用し、嫌いにならずにうまく付き合ってほしい」

 この日の沢村はブルペン入りせず投球を披露しなかったが、「野球を始めた小さな頃から見てきた方。尊敬しているし人間的にも素晴らしいので、ああいうふうにやっていきたい」と目を輝かせた。

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2011年2月26日のニュース