方針鮮明なソフトバンク FAとドラフトでの戦略

[ 2011年1月3日 10:46 ]

 ソフトバンクにとって西武から細川を獲得したのは2006年オフの小久保以来のFA補強となった。10年シーズンは7年ぶりにパ・リーグを制しながらクライマックスシリーズで敗退。王会長は「今年は残念な成績に終わった。今までみたいではなく、前向きに検討しようという考えはある」と明言する。

 一昨年ベストナインに輝いた田上の不振で、昨季は固定できなかった扇の要は最優先の補強ポイントだった。加えて右の中軸候補として横浜から国内FA宣言した28歳の内川を獲得。オリックスから日本で実績のあるカブレラも加えた。
 ドラフトでは昨年、今年と高校生を1位指名し将来を見据える。このオフは大場、岩崎、福田ら若手を海外のウインターリーグに派遣して底上げを図り、実績ある即戦力はFAで補強する。常勝軍団を目指し、球団の描く道筋は鮮明だ。

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2011年1月3日のニュース