ヤクルト浦添キャンプは昭和イズム復活

[ 2011年1月3日 06:00 ]

 ヤクルト・小川監督が、2月の沖縄・浦添キャンプで昭和イズムを復活させる。

 監督として初めて迎えるキャンプで行うチーム改革の一手で(1)合理性を度外視した練習(2)選手の生活管理(3)試合での自己犠牲の重要さ――を選手に実践させる。

 「昔は水分補給もダメだったが、今は合理化されて飲める。選手もトレーニングの知識が豊富だが、2軍監督時代に選手が“乳酸がたまったからできない”と口にした。乳酸は事実だけど、その選手の限界がそこでストップしてしまう。人間の限界なんて分からない。もう一つ乗り越えようとすることが大事」と指揮官は力説した。

 キャンプでは若手中心に自主練習のメニューも指定。その上で生活管理にも目を光らせる。初日のミーティングではチーム打撃の必要性についても言及。自己犠牲の打撃については、査定を厚くするよう球団側にも要請している。「効率だけではなく泥くさくいくのも必要。すぐに結果に表れないかもしれないが、無駄な練習はない」と小川監督。大都会・東京に本拠地を置くヤクルトが、レトロな軍団に生まれ変わる。

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2011年1月3日のニュース