ドラゴンズ優勝で百貨店、スーパーがセール

　プロ野球中日ドラゴンズのセ・リーグ優勝を記念し、名古屋など東海地方の百貨店やスーパーは２日、一斉にセールを始める。リーマン・ショック後の不況の打撃が根深く、消費も低迷しているだけに「ドラゴンズの勢いにあやかって、盛り上げたい」と売り上げ増への期待が高まっている。

　松坂屋本店では３日間のセールを予定。落合博満監督の背番号「６６」にちなんで、６６０円の食料品や、６６００円の婦人服を販売。婦人用雑貨や文具の福袋も売り出す。
　名古屋駅近くのジェイアール名古屋高島屋や名古屋・栄の丸栄、名古屋三越栄店などもセールで優勝を祝う。
　スーパーのユニーはセールのほか、長野や岐阜、静岡、愛知、三重の「アピタ」「ピアゴ」で、計３万８千人に記念クリアファイルをプレゼントする。
　三菱ＵＦＪリサーチ＆コンサルティングによると、ドラゴンズが日本シリーズで勝ち、日本一になった場合、愛知、岐阜、三重の３県への経済効果は１７７億円。サッカーＪリーグ１部で名古屋グランパスエイトも優勝すると計２２２億円になるという。