「寝耳に水」と横浜市“ベイスターズ行かないで”

[ 2010年10月1日 19:07 ]

 「まさに寝耳に水」。横浜ベイスターズの本拠地、横浜スタジアムがある横浜市は1日、突然の球団売却報道を受け、確認に追われた。売却が決まれば、本拠地移転の可能性もあり、ファンからは「横浜を去らないで」と心配する声も漏れた。

 市によると、横浜スタジアムは市の所有で、市が出資する株式会社が管理運営する。移転すれば同社の経営に大きな打撃になるだけでなく、市のショックも大きい。
 横浜市の林文子市長は1日、「愛するベイスターズを横浜の球団として応援し続けていけることを願っている」とのコメントを発表。担当課も「市民に深く根付いている球団。経営には口を出せないが、とにかく横浜で頑張ってほしい」。
 球場近くで飲食店を経営し、30年以上のファンという石野晶さん(57)は「12年前に日本一になった時はシャンパンを何十本も飲んで祝った。ベイスターズは神奈川のステータス。球団名から『横浜』という冠が外れたら寂しい」と心配そうだった。

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2010年10月1日のニュース