本拠で圧倒的な強さ…中日が4年ぶりの頂点!

[ 2010年10月1日 21:05 ]

祝勝会で盛り上がる中日・落合監督(中央)と信子夫人(右)

 プロ野球セ・リーグは1日、中日の4年ぶり8度目の優勝が決まった。優勝へのマジックナンバーを「1」としていた中日はこの日試合がなかったが、阪神が広島に0―5で敗れたため、優勝が決定した。

 中日が2日の最終戦に負け、阪神が残り5試合に全勝した場合には79勝62敗3分けで並ぶが、中日が阪神との直接対決で13勝9敗2分けと勝ち越しているため、リーグ規定で中日の優勝となる。
 今季の中日はなかなか波に乗れず、一時は首位に8ゲーム差をつけられた。だが、投手力を中心にした守りの野球で9月10日に首位に立ち、そのままゴール。巨人、阪神との激しい優勝争いを制した。本拠地ナゴヤドームでは51勝16敗1分けと圧倒的な強さだった。
 落合博満監督(56)は就任1年目の2004年、06年に続く3度目の栄冠。中日は07年に日本一に輝いたが、このときはリーグ2位からクライマックスシリーズ(CS)を勝ち上がって頂点に立った。
 3年ぶりの日本一を目指す中日は、10月20日にナゴヤドームで開幕するCSファイナルステージ(6試合制)で、セ2位と3位が対戦するファーストステージ勝者と日本シリーズ進出を懸けて戦う。

 ▼中日・白井文吾オーナーの話 落合監督が前半戦を終わっての報告の際に「やきもきしないで見ていてください」と言ったので、いずれ浮上するだろうと信じていた。巨人、阪神の2強に勝ち越したことがペナントレースをものにする最大の原動力になったと思う。

 ▼加藤良三コミッショナーの話 ベテランと若手を適材適所に配した落合監督の手腕による見事な逆転優勝。地の利を生かし、ナゴヤドームで7割5分を超える脅威の勝率はまさに、選手とファンが一体となって勝ち取った結果だと思う。

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2010年10月1日のニュース