東野 初の無四球完封で6連勝

[ 2010年5月5日 17:06 ]

ヤクルトに完封勝利で6勝目を挙げた巨人・東野

 【巨人12―0ヤクルト】巨人が5本塁打で圧勝。東野は6安打8三振を奪い、無四球で今季初完封。4月4日の広島戦で初勝利を挙げて以来、6連勝で勝ち星はリーグ単独トップとなった。ヤクルトは元気なく4連敗。

 大量援護は受けたが、134球に成長の跡を示した。巨人の東野がチーム今季初の完投勝利を自身2度目の完封、しかも初の無四球で飾り、リーグ単独トップの6勝目を挙げた。「(無四球完封は)七回ぐらいから狙っていた。自信になる」と胸を張った。
 どの球種も制球が安定し、序盤からストライク先行で勢いに乗った。特に「カーブでほとんどストライクがとれ、フォークでも三振がとれた」と今季の課題に手応えを得たことが、より満足感を高める。最後のピンチだった八回2死二塁では、青木を2球で追い込み、最後は内角のフォークボールで空振り三振。「阿部さんが不利なカウントで(カーブとフォークの)サインを出してくれるようになってきた」と着実に自信を深めている。
 先発枠に入って2年目。「去年は使ってもらっている感じだったが、今年は自分が引っ張っていくつもり」との言葉にも、自覚がにじむ。これまでは厳しい言葉で??咤激励してきた原監督も「もうトップクラス(の先発)。しっかり自分の役割を理解して戦ってくれている」と頼もしい右腕を評価した。

 ▽李スンヨプ(一回に1球目を2ラン)「相手が積極的にカウントを取りにくるので、初球からいこうと思っていた」
 ▽小笠原(12年連続の2けた本塁打となる10号)「点差はあったが、雑にならないように、自分のスイングができた」
 ▽バーネット(3回9失点)「やってはいけない形だった」
 ▽ヤクルト・淡口打撃コーチ(東野に)「0点なんだからすべてがいいんでしょ」

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2010年5月5日のニュース