60年ぶりの屈辱…石川「ふがいない」開幕6連敗

[ 2010年5月5日 06:00 ]

6回無死、石川はラミレスに中前安打を打たれマウンドに座り込む

 【ヤクルト1-5巨人】左腕エースに悲そう感が漂った。ヤクルト・石川が6回2/34失点で6敗目。開幕投手の開幕6連敗は、国鉄時代の50年成田啓二以来、球団60年ぶりだ。

 屈辱的な記録に「コントロールを気にして腕を振っていない。ふがいない」と自分自身へ怒りをにじませた。
 序盤の制球を課題として投球前のブルペンで80球を投げ込むなど工夫を凝らしたが、初回は先頭・坂本から3連打。わずか6球で無死満塁とされると、ラミレスの右犠飛で先制点を献上し、続く阿部に中越え2点三塁打を浴びた。チームも3連敗で、今季ワーストの借金8。9カード連続勝ち越しなしは、昨年8~9月の11カード連続勝ち越しなしに迫る失速ぶりだ。高田監督は「石川に代わる投手はいない。やってもらわなければ」と次回登板に期待を込めた。

 ▼ヤクルト・荒木投手コーチ 石川は緩急、気持ちの押し引きを含めすべてにメリハリをつけないと抑えられない。それができていない。

 ◆石川(ヤ)が開幕戦から7試合で6連敗。球団の開幕投手では、前身の国鉄が創設された50年に成田啓二が11連敗して以来。石川の昨季までの最長連敗は03年に喫した4で、自己ワーストを更新した。

 ▼ヤクルト・青木(初回1死一、三塁で阿部の打球を捕れず)追いついていたし、グラブに当たったし、捕らなきゃいけない打球。あれで一気に流れがいってしまった。

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2010年5月5日のニュース