西武 猛打呼び込む細川のビックプレー

[ 2010年5月5日 19:18 ]

 【西武19―3楽天】西武が今季両リーグ最多の19得点で大勝。この猛打を呼び込んだのは守備での一つのプレーだった。

 六回。5―1から2点差にまで詰め寄られ、なお2死満塁のピンチ。2番手の長田が楽天の代打草野に6球連続でファウルされるなど粘られる。9球目はボールになった。
 しかし、これを捕球した細川がすかさず一塁へ送球。リードの大きかった一塁走者を刺した。渡辺監督が「あれでうちに流れが来た」とうなずいたように、その裏の攻撃で一気に畳み掛けた。
 1死一、二塁から上本の二塁打で1点を奪うと、栗山の3ランあり、連打ありと計8安打。けん制を決めた細川が「あれでみんながガンガン打ってくれて、本当に楽になった」と言うように、今季初の先発全員安打、全員得点を記録した。
 交流戦を見据え、八回からブラウンの指名打者を解除して守備に就かせる余裕も見せた。9連戦を5勝4敗。渡辺監督は「勢いがつく勝ち方ができた」。初夏の陽気に誘われ、打線にもつながりが出てきた。

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2010年5月5日のニュース