5番降格の松井秀、好守奮闘も大敗、4連敗…

[ 2010年5月5日 06:00 ]

4回、中前打を放つ松井

 【エンゼルス8-17レッドソックス】エンゼルスの松井は3日(日本時間4日)のレッドソックス戦で開幕から27戦目で初めて4番から5番へ降格。4月22日以来10試合ぶりの左翼守備に就き攻守で意地を見せたが、チームは2年ぶりの17失点で大敗した。

 過去7試合で25打数3安打と不振で「疲れではないと思うが、調子には波がある。打線を活気づかせたい」とソーシア監督。「打順は何番でも関係ない」と話した松井は「きょうの打撃は全体的には悪くなかった。5回はきちんと打ったが、正面を突いてしまった」。5回2死一、三塁でカーブをとらえた打球は中堅手の正面へ。4回1死一塁では中前打を放ったが、あと1に迫る日米通算1500打点は3試合連続でお預けとなった。
 6回1死一塁の守備では、ローウェルの左翼フェンスを直撃して跳ね返った打球を直接右手でつかんで返球。「クッションにさえ気を付ければ守りやすい球場」と話した敵地で、ヤンキース時代の経験を生かした好守も見せた。この4連戦中の休養日をソーシア監督は示唆しているが、この日の左翼先発は事前に聞かされていたという。
 投手陣が打ち込まれチームは今季2度目の4連敗で借金3。打線改造の効果以前に大量失点が響いた。苦境を救う一打が、今こそ松井に求められている。

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2010年5月5日のニュース