井川も後見人・田宮氏の死にショック…

[ 2010年5月5日 21:49 ]

 田宮謙次郎氏は1988年、村山実監督の下で阪神のヘッドコーチを務めた。当時現役だった真弓明信監督は5日、田宮氏の訃報に触れ、中日戦後のナゴヤドームで「まだまだ元気だったんだけどね。急だったのかな」と言葉少なに話した。

 茨城県出身の田宮氏は郷里で市議を務めるなど郷土愛が強く、同じ茨城県出身の井川慶(阪神―米大リーグ・ヤンキース)の後見人にもなった。今季ヤンキース傘下3Aで奮闘中の井川は「なかなか米国で活躍できない自分に対して心底心配していただき、まだそれに報いることができていないので、今回は驚きと同時に残念な気持ちでいっぱいです」と談話を寄せた。

 阪神OB会の田淵幸一会長は、元会長でもある田宮氏の死去に「背番号22を継承したこともあって本当にお世話になった。わたしにとっては父親のような存在でした」と、球団を通じてコメントした。また、阪神の南信男球団社長は「まだまだ力をお借りしたかったので、誠に心残りです。心からご冥福をお祈りします」と話した。

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2010年5月5日のニュース