1、2軍関係なく在籍7年でFA取得要求へ

[ 2009年7月25日 06:00 ]

 労組・日本プロ野球選手会(会長=阪神・新井貴浩内野手)は24日、札幌市内で臨時総会及び臨時大会を開き、フリーエージェント(FA)制度の改革案として国内・海外ともに資格取得年数を全選手7年とし、補償金の撤廃を求めることを確認。さらに、1シーズン145日間の出場登録で1年と換算している現行制度を改め、1、2軍に関係なく在籍7年間で取得できるように求めていくことも決めた。松原事務局長は「若手選手にチャンスを与えて活性化したい」と説明。選手会と日本プロ野球組織(NPB)は昨年、2年後の見直しを条件に国内移籍は一部7年に短縮し、補償金の大幅な減額などで暫定合意しており、8月17日のNPBとの事務折衝から本格交渉に入る。

 また、臨時大会にはオールスター第1戦に出場したNPBの6審判員と、審判員が所属するサービス・流通連合連帯労組の岡本昌也委員長がオブザーバーとして出席。審判員が選手会の大会に出席するのは初めて。審判労組と選手会はNPBが交渉相手という共通項があり、新井会長は「審判員の人たちの待遇を上げるというよりも、最低限守られるべきことが守られていないと感じた」と協力を誓っていた。

続きを表示

2009年7月25日のニュース