ヤク 由規、初の凱旋で対決 マー君に勝つ!

[ 2009年5月19日 06:00 ]

練習後に笑顔を見せる由規

 ヤクルトの由規が“マイ・スイート・ホーム”で田中から主役の座を奪う。地元・仙台での初登板が濃厚な20日の楽天戦に向け、Kスタ宮城で調整を行った。仙台育英時代に活躍した球場でキャッチボールなど約1時間の練習。「懐かしい。観客がいない中で練習したけど、いるような気がしました。感覚が残っていますし、マウンドに上がれば気持ちも盛り上がる」と凱旋白星を誓った。

 今季は開幕ローテーション入りし2勝2敗も、右手人さし指のマメをつぶして4月26日の横浜戦(神宮)を最後に2軍調整していた。復帰戦の今回は地元の友人、野球関係者はもちろん、家族の結束が強い「佐藤一族」が応援に大集結する。祖母・ヨネ子さん(84)は11人きょうだい、母・美也子さん(49)は5人きょうだいとあって、大おじ、大おばからいとこ、はとこも含めれば、親せき一同だけで100人に達する勢い。もはやビジターではなくホーム状態だ。
 その中で投げ合う相手は1歳年上の田中が濃厚だ。高2夏の甲子園で写真撮影をお願いして「ずっとあこがれていた」と、プロ入り後もテレビで投球を参考にするなど注目してきたという。ヤクルトは昨季、交流戦で12球団中9位と苦戦。交流戦後はリーグ3位から5位に転落した。リーグ2位で交流戦に突入する今季。由規が“ホーム”で勇気をもらい、チームに力を与える。

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2009年5月19日のニュース