横浜 田代監督代行いきなり1番吉村起用も

[ 2009年5月19日 06:00 ]

がっちり握手をする田代富雄新監督代行(右)と佐々木邦昭球団社長

 最下位からの巻き返しを託された横浜・田代監督代行は、出席予定だったフレッシュオールスターの選手選考委員会を急きょキャンセルし、会見に臨んだ。戸惑いの表情を見せながらも「やりがいのある仕事。選手には闘争心を持って、迷いなく攻めることを求める」と決意表明。打者の育成には定評があり、選手からの人望も厚い。ロッテと初戦を戦う交流戦に向けては「打線に勢いをつけなければいけない。見ている人が“アレ?”と思う采配もあるかもしれない」と大胆なテコ入れを明言。1番打者に、06年から3年連続20本塁打以上を放っている吉村を起用する可能性もある。

 選手はこの日、千葉マリン近くの宿舎へ移動。大矢監督の休養について、内川は「びっくりしました。まさかこの時期にという気持ち。大変申し訳ない気持ちが強い」と驚き「選手自身がこれから変わらないといけない」と神妙に語った。

 ◆田代 富雄(たしろ・とみお)1954年(昭29)7月9日、神奈川県生まれの54歳。藤沢商からドラフト3位で大洋(現横浜)に入団。80年に自己最多の36本塁打を放つなど長距離砲として活躍。通算成績は1526試合で打率・266、278本塁打、867打点。91年限りで現役を引退し、97年から横浜の2軍打撃コーチ。07年には2軍監督に就任した。

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2009年5月19日のニュース