大竹 球団新の連続31イニング無失点!

[ 2009年5月19日 19:58 ]

オリックス戦に先発した広島・大竹

 【広島9―1オリックス】ピンチに弱く、頼りなかった姿はもう過去のものになりつつある。広島の大竹が7回3安打無失点。これで31イニング連続無失点となり、佐々岡が持っていた球団記録を塗り替え、3勝目を手にした。

 万全の投球ではなかった。「最初は力んでしまった」と大竹。ボール球が先行し、3回で球数は60を超えた。それでも苦しい投球のなかに成長の跡がうかがえた。1回に連続四球で招いた2死満塁のピンチは、新球のチェンジアップで日高を二ゴロに仕留めた。

 女房役の石原は「ピンチでも動じず、冷静になった。自分の投球ができている」と精神面の成長が成績につながっていると分析する。リーグトップの防御率は0・77になった。
 「まだまだだと思っている。自分が投げるときは絶対に勝つというつもりでやっていきたい」。毎年のようにエース候補に名前を挙げられてきた右腕が、大きな飛躍を遂げようとしている。

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2009年5月19日のニュース