ヤフードーム 野球観戦もマスク着用

[ 2009年5月19日 21:56 ]

 新型インフルエンザの感染が広がる中、19日に始まったプロ野球交流戦。ソフトバンクの本拠地ヤフードームでの阪神戦では、マスク姿のファンも目立った。両球団は“名物”の風船飛ばしを自粛。試合中に「手洗い、うがいの実施」などを呼び掛けるメッセージを大型ビジョンで放映した。

 「万が一のために持ってきました」と話すのは、熊本市から来た阪神ファンの会社員泉哲郎さん(49)。小学一年の次男(7)とマスクを着けて観戦した。唾液が吹き込まれた風船が飛び交うのを心配する声に配慮した自粛だが「子どもも楽しみにしていたので残念です」。

 ソフトバンクのユニホーム姿で応援していた北九州市の主婦宇都宮良子さん(80)も「大阪ではみんな着けてるっていうから。感染は怖いけど、ホークスは大好きだからね」とマスクの向こう側で笑った。

 阪神の私設応援団「琵琶虎会」の横内昭博さん(38)=滋賀県=は、福岡に向かう新幹線ではマスクを着けた。「九州に上陸させたら、まずいですから。でも、応援は息が苦しくなるのではずします」と精いっぱい旗を振っていた。

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2009年5月19日のニュース