パ首位ハム 梨田監督、交流戦Vへ八木で開幕

[ 2009年5月19日 06:00 ]

 日本ハム・梨田昌孝監督(55)が2年ぶりのV奪回の条件として、19日の巨人戦(札幌ドーム)から始まる交流戦制覇を挙げた。「交流戦を制したチームがリーグ優勝に近いからね」。目指すは07年再現だ。交流戦前は4位だったが18勝5敗1分けで初優勝すると、その勢いで逆転Vに結び付けた。

 今季はパ首位で突入するが、夏場以降を左右する1カ月となる。だからこそ、まずは巨人を叩く。「今までと違い、足が速くて生きのいい若手が出てきた。小笠原、ラミレスの長打に足を使えるようになった」。リーグトップの44本塁打を誇る強力打線だが、指揮官が最も警戒するのが機動力。坂本、松本、脇谷、亀井らが出塁すれば積極的に足を絡めてくる。侍ジャパンで原采配を熟知する稲葉も「エンドランが多い」と指摘する。
 “開幕”を任された左腕・八木は札幌市内の室内練習場で調整。「巨人の印象?見てないので分からない」と言葉を濁したが1番・坂本、2番・松本の機動力を封じることができるかが鍵となる。春季キャンプから取り組んできたクイックの成果を見せるときがきた。

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2009年5月19日のニュース