田代代行 初采配飾れず…でも意気込み伝わった

[ 2009年5月19日 20:25 ]

交流戦が開幕し、ロッテのバレンタイン監督(右)と握手する横浜の田代監督代行

 【横浜―ロッテ】1―2と競った試合で敗れた横浜の田代監督代行は「とりあえず残念。ゲームの流れが重かったな」。初采配ということで、いつもより多く集まった報道陣に対し、しっかりした口調で話した。

 貧打を打開しようと、大幅に打線を組み替えた。「出塁率がいいから、チームに勢いをつけるため」と内川を1番に。3回には、その内川が2死三塁で右中間二塁打して先制。策は的中したかに見えた。

 しかし、それ以外はロッテの先発唐川に苦しめられた。4回には中軸が3者連続三振を喫するなどわずか5安打。田代代行は「どんどん攻める姿勢がほしかった。クリーンアップが打線を引っ張る形にならないと、いいものが見えてこない」と歯がゆさを口にした。

 試合前のミーティングでは「責任は私が取るから、闘争心を持って攻めていけ」と話した。選手会長でもある4番の村田は「試合中は監督も声を出している。ベンチは『行くぞ』という雰囲気になっている」と話した。新指揮官の意気込みは、選手たちに伝わっている。あとは「調子は必ず上がる。辛抱だ」という田代代行に、結果で応えるだけだ。

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2009年5月19日のニュース