西武“青天井査定”日本一&アジア一評価

[ 2008年11月23日 06:00 ]

 4年ぶりの日本一に、アジアシリーズも制覇した西武の小林信次球団社長(60)は22日、契約更改交渉で“アジア一査定”を導入する意向を示した。通常のレギュラーシーズンだけでなく、ポストシーズンもプラス査定に加えるもので大盤振る舞いを約束した。

 「西武を全国に知らしめてくれた貢献は大きい。CS、日本シリーズ、アジアシリーズまで含めて評価する。総年俸の上限?上限ありきで交渉しない。球団の査定基準はあるが、活躍した選手はそれなりに評価する」

 小林社長は“青天井査定”を示唆。球団の査定法は3年続けて実績を残してようやく大幅昇給を手にできるシステムだ。前回04年の日本一時は和田、松坂を除く大半の選手が1500万円前後の昇給に抑えられ更改交渉は難航した。だが今回は26年ぶりのBクラスからリーグ優勝。巨人と激闘を演じた日本シリーズは20%を超える高視聴率を連発した。中島、栗山、岸ら若い主力はイケメンぞろいで女性ファンも急増。西武を全国区に押し上げた効果は大きい。

 初の本塁打王を獲得した中村は「今年はタイトルも獲ったしアピールします」と年俸の“おかわり”を宣言すれば、片岡も「今まで我慢してきたけど、今年は評価してほしい。一発で押したいんで期待してます」と鼻息は荒い。「来年ファンがたくさん球場に来てくれれば元を取ることにもなる」と小林社長。レオ戦士にバラ色のオフが待っている。

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2008年11月23日のニュース