阪神と中1日交渉 三浦「熱意ありがたい」

[ 2008年11月23日 06:00 ]

2回目の交渉で三浦大輔投手(右)を迎える阪神の南信男球団社長

 移籍を視野に入れてFA宣言した横浜の三浦大輔投手(34)が22日、阪神と2回目の交渉を行った。大阪市内のホテルで約1時間の会談を終えた三浦は「まだ五分五分です。横浜と最後に話してからじっくり考えたい」と結論は避けたが、「(南球団社長に)優勝に力を貸してほしいと言われた。本当にありがたい」と話すなど阪神入りへ一歩前進を印象づけた。

 交渉後の会見でカメラ7台、50人以上の報道陣に囲まれた三浦は笑顔こそ見られなかったが、吹っ切れた表情をしていた。FA交渉解禁日の20日に初交渉して“中1日”で2回目の交渉。阪神の熱意に「プロ野球人としてこんな幸せなことはない。ありがたい」と喜びをかみしめた。
 阪神との交渉はこの日で終了。今後は横浜と会談して今週中にも結論を出す。17年間在籍した横浜への愛着か、地元の阪神へのあこがれか。親しい関係者によると家族は関西での単身赴任に反対はしていないという。「家族には“任せた”と言われたので最終的には自分で決めたい」。野球人生最大の決断を下す日は刻々と近づいている。

 <関西ツッコミに番長タジタジ>三浦は、阪神との交渉前に関西テレビのバラエティー番組「ごくじん」に学ランにリーゼントヘアで生出演。タレント・やしきたかじん(59)に「マジで悩んでるの?」と聞かれると「ほんま悩んでますよ。話を聞いてじっくり考えたい。全然決まっていないですよ」と苦笑いを浮かべた。お笑いコンビ・TKOには「学ラン脱いだら阪神のユニホーム着てるで」と突っ込まれるなど共演者の熱烈なラブコールにタジタジだった。

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2008年11月23日のニュース