落合監督「国内だけバッシングおかしい」

[ 2008年11月23日 06:00 ]

 ◇落合監督に聞く◇

 ――WBCに中日から選手を派遣しない?
 「一番考えなきゃいけないのは強制権があるのかということ。最初に選手の意思を尊重するのかどうか。名前を売りたいやつもいるだろう。出たくないやつもいるはず。ウチはボイコットなんかしていない。たまたま4人が断っただけ。国内の連中だけバッシングされるのもおかしいだろ?アメリカの球団をバッシングするか?これじゃドリームチームなんてできやしない。正義感ぶって表に出すなっての。自分ら(代表スタッフ)現役の頃、辞退したやついっぱいいるじゃないか」
 ――組織(球団)の意思は働いているのか
 「岩瀬、森野には五輪から帰ってきて確認したら“もう行きません”と言った。若い2人は故障持ち。こちらから説明してやって考えて次の日に答えろ、って言ったら“不安がありますから、できれば辞退させてください”と言ってきた。川上や井端、荒木ら選ばれるだろう選手にも確認したが“断れるなら断ってください”ということだった。チェンは(台湾代表に)選ばれたら行きたいと言ってるから行かせるつもりだ」
 ――辞退理由については
 「候補リストには理由を書けとは書いていなかった。説明責任はいらないだろ。オレが(北京)五輪前にWBC監督就任を打診されたときも“責任持てません”と断った。監督がよくて、選手がダメというのは。オレの言ってること、筋通ってると思うよ」

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2008年11月23日のニュース