田沢問題プロアマ連絡会 5項目の要望

[ 2008年9月27日 06:00 ]

 日本プロ野球組織(NPB)と社会人を統括する日本野球連盟、全日本大学野球連盟が26日、都内でプロ・アマ連絡会を開き、プロ側からMLBのスカウトや代理人とアマ選手との事前接触ルールの見直しなど5項目の要望が出された。新日本石油ENEOSの田沢純一投手(22)のメジャー挑戦表明を受けてのもので、今後は要望を文書化したのち、アマ側の回答を待ってアマ選手の海外流出阻止へ国内のルールづくりを急ぐ。

 5項目は、MLBスカウトを登録制にし、海外でプレーした選手の日本球界復帰を制限。さらには、昨年の裏金問題を機に発効された新人選手獲得違反に関する罰則規定をMLB側にも適用を求める、などが示されたようだ。また、5項目とは別に12球団による入団説明会の実施も提案。長谷川一雄コミッショナー事務局長は「米国では法律上、お互いの契約関係を制限できない。日本球界内でルールをつくるしかない」と説明した。
 アマ側は社会人、大学、高校で異なるスカウトとの接触解禁時期を統一する案を提示。早急な回答には慎重な姿勢を示した日本野球連盟・鈴木義信副会長は「今後検討する。アマも日本のプロの発展には当然、協力していく」と話した。

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2008年9月27日のニュース