巨人総動員!虎キラー内海で1差追う

[ 2008年9月27日 06:00 ]

ランニングをする(左から)内海、高橋尚、グライシンガー、上原ら投手陣

 巨人が総動員態勢で首位・阪神を捕まえに行く。巨人・原辰徳監督(50)は26日、27日の阪神戦(甲子園)を前に、あらためてブルペン総動員を示唆。残り9試合は日程に余裕ができることから、高橋尚ら先発要員もブルペン待機させる構えを見せた。1ゲーム差で迎える大一番は、今季6試合で2勝1敗、防御率0・72と相性抜群の内海が先発する。

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 前日に連勝が12で止まっても、勢いは持続している。原監督は敵地に乗り込む前の広島駅で、首位・阪神との決戦へ意気込みを語った。
 「1ゲーム差で首位のチームと戦うのは大きな目標だった。大きな活力として戦っていきます」
 先発が予想される虎キラーの内海は、甲子園でランニングなど軽めの調整で大一番に備えた。「誰が見ても大事な試合になる。自分ができることをするだけ。形が不細工でもアウトを積み重ねていきたい。ここで勝てば(チームは)乗ってくると思う」と気合十分の表情で引き揚げた。
 天王山は、ブルペンも総動員で臨む。指揮官は先発投手の中継ぎ待機に関して「そうなるでしょう」と、惜しげもなく投手をつぎ込んでいく構えを示した。香田投手コーチも「落とせないし、総力戦。投げられる人は待機する」と話した。6日のヤクルト戦(神宮)で中継ぎ登板した経験がある高橋尚は「優勝するには先発とか中継ぎとか言ってられない。もしベンチに入ったら、たとえワンポイントでも行く準備をする」と呼応した。
 残りは9試合。前回対戦した19日からの本拠地3連戦で3連勝し、最大13ゲーム差を追いついた。「(連勝が止まって)新たに仕切り直しではあるけど振り返る時期ではない。前を見据える。1ゲーム差を大きなエネルギーに変える」と原監督。全員で戦い、再び奇跡の進撃をスタートさせる。

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2008年9月27日のニュース