佑ちゃん4安打完封 早慶先勝/東京六大学

[ 2008年9月27日 18:10 ]

 東京六大学野球秋季リーグ第3週第1日は27日、神宮球場で1回戦2試合を行い、早大は斎藤佑が今季初完封して5―0で立大に快勝、慶大は連覇を目指す明大を延長10回、3―2で下し、ともに先勝した。早大は斎藤佑が4安打、無四球、10奪三振の見事な投球。打線も原が3打点の活躍で序盤に素早く援護した。斎藤佑はリーグ戦3度目の完封で通算13勝目を挙げた。慶大は延長10回、湯本の適時打で勝ち越し、中林―相沢の主力2投手の継投で競り勝った。

 早大の斎藤佑が輝きを取り戻した。ストライクが先行、最速146キロの直球がコーナーに決まり、立大打線に的を絞らせなかった。4安打、無四球、10奪三振。三塁を踏ませない好投で今季初完封を飾った。
 「いつもより思い切って投げられた。久しぶりに投げるという感覚がありました」とさわやかな笑顔を見せた。早大の4連覇が懸かった今春のリーグ戦は3勝2敗。大事な明大戦、慶大戦で悔しい思いをした。王座奪回を期して臨んだ今季も、初戦の東大戦は6回無失点ながら「調子が上がらない」とさえない表情だった。
 だが、やっと手応えをつかんだ。「バランスのいいフォームで投げられるようになって、直球がコントロールできた」と満足げだった。2季ぶりの優勝の鍵を握る男が、復活へ自信を深めた完封劇だった。

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2008年9月27日のニュース