「みんなで獲った喜び」斎藤も大はしゃぎ

[ 2008年9月27日 06:00 ]

 【ドジャース5-7パドレス】ドジャースの斎藤にとってもメジャー3年目で初の地区優勝となった。06年のプレーオフ進出もパドレスと同率で並んだが、直接対決で負け越していたため、ワイルドカードでの出場だった。スポーツ飲料と氷の入ったバケツをラミレスの頭にぶちまけるなど大暴れの斎藤は「みんなで獲った喜びがあるから、めちゃくちゃうれしい」と話した。この日は8回に登板し1回1安打1失点。それでも右ひじのじん帯部分断裂の大ケガから復帰し、プレーオフに間に合った。トーリ監督も「起用にもうためらいはない」と全幅の信頼を置く。06年は地区シリーズで敗退したが「今のチーム状況なら、もっと勝ち進んでいきたいと思う」と期待を膨らませた。

 ≪トーリ監督 13年連続プレーオフ進出≫トーリ監督がヤンキース時代を含め13年連続のプレーオフ進出を決めた。ヤ軍が出来高の割合を増やした条件提示を蹴って退団、ドジャーブルーのユニホームを着て1年目で地区優勝に導いた。「ニューヨークではお金が私のモチベーションになると考えた人がいたが、ここではそんなふうに思う人はいない」。ヤ軍がプレーオフ進出を逃した年、ロサンゼルス移転50周年の使命を果たした。
 「ニューヨークでは(ベテランに)甘えていた。若手に基礎を教えなければならなかった」。調子の波が激しい選手をうまく起用した。さらに要所で主砲ラミレス、マダックスらベテランを獲得するなど、フロントとも一枚岩だった。「まだ長い戦いが待っている」と名将はド軍20年ぶりの世界一を見据えている。

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2008年9月27日のニュース