抑えの加藤また打たれる…2位通過に正念場

[ 2008年9月27日 20:30 ]

 【オ4-6楽】我慢の限界に達したオリックスの大石監督がベンチから出てきた。1点リードの九回。逃げ切りを託した加藤が、またしても期待を裏切った。2死二塁からフェルナンデスに同点打を浴び、さらに2者連続四球で満塁。たまらず交代を告げた。

 開幕から抑えを任され、33セーブはリーグトップ。だがこの日も含めて最近5試合では2敗を喫し、無失点で切り抜けたのは1度だけ。連続四球の場面では完全に冷静さを欠いていた。度重なる救援失敗で、自信を喪失している。

 大石監督は「(起用する)位置は変わらない」と残り3試合も抑えで使うと明言した。だが回の途中で加藤を降板させた采配は、右腕に対する信頼を失いつつあることを示している。

 結局最後は延長11回サヨナラ負け。加藤は「(9月中旬から)3回も失敗している。成功していればもう(クライマックスシリーズ進出が)決まっていた。すべて僕のせい」と吐き捨てるように言った。3位日本ハムとは0・5ゲーム差。2位通過を目指すオリックスが正念場を迎えた。

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2008年9月27日のニュース