西武 一発攻勢で巨人に連勝

[ 2008年5月24日 16:07 ]

4回西武無死、G・G・佐藤が左越えに3試合連続の15号ソロを放つ

 【西4―2巨】西武が3連勝。1―1の4回にG・G・佐藤、石井義の連続本塁打で2点を勝ち越し、5回は中島のソロで加点した。先発の帆足は8回途中まで2失点で無傷の5勝目。巨人は野間口が6回途中4失点で降板。打線もつながりを欠いた。

 ≪情報戦でも圧倒!≫西武が2試合で計7本塁打と相手のお株を奪う攻撃力を発揮し、2戦連続して巨人を圧倒した。

 1発目は1―1の4回。G・G・佐藤が野間口の内角低めの直球を、持ち前のパワーで左翼席へたたき込んだ。聞き慣れない、ボールが砕けるような打球音を残した当たりに、G・G・佐藤は「真芯。よく飛んだね」。3戦連続本塁打をマークした主砲の声は弾んだ。

 続く石井義も今季1号でリードを広げ、5回には中島も2試合連続アーチを放ち、渡辺監督を「効果的に本塁打が出てくれた」と喜ばせた。

 この2試合、情報戦で圧倒したことも見逃せない。3アーチを許した野間口は「甘い球ではなかった。打者の方が上だった」とかぶとを脱ぎ、前夜のグライシンガーも「西武打線はミーティングと違う印象だった」と話した。原監督は「対策を立ててミーティングをしているんだが…」と肩を落とした。

 試合前には西武・大久保打撃コーチが古巣のベンチを訪れ、熱心に他球団の情報をメモしていた。積み重ねた情報の量と質が、より重要になることをあらためて証明した。

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2008年5月24日のニュース