赤星打った!阪神が逆転で30勝一番乗り

[ 2008年5月24日 17:58 ]

9回阪神2死二、三塁、新井の適時打で生還し、大喜びする赤星。左奥は打たれたホールトン

 【神5-2ソ】阪神が逆転勝ちでリーグ30勝一番乗り。1―2の9回2死満塁から赤星が左前に2点適時打。続く新井の中前打で2点を追加した。藤川が3三振で締めた。ソフトバンクは6回に松田のソロで勝ち越したが、ホールトンがつかまった。

 1点を追う9回2死満塁で、フルカウント。後がない状態で、阪神の赤星に起死回生の一打が生まれた。ホールトンの6球目、速球を流し打って左前へ運び「今までの野球人生で、何本かに入る(安打)」と胸を張った。

 誰もあきらめていなかった。先頭の鳥谷が内野安打で出塁し、フォードの二塁打で二、三塁。続く2者は三振に倒れたが、藤本が四球を選んで満塁。「(走者を)かえすことしか考えていなかった」と言う赤星の逆転打に続き、新井の中前打で2点を追加。土壇場で4点が入った。

 開幕から46試合目で、初めて先発から赤星の名前が消えた。「最初からどこかいいところで、代走からと思っていた」と岡田監督。試合前の練習に姿を見せず「いい状態ではなかった」と明かした赤星。首痛という持病もあって、決してベストな状態ではない中で、放った殊勲打だった。

 この日は、相性が悪い杉内対策として打線を大幅に入れ替えた。苦手な左腕の攻略は持ち越したが、大きな1勝だ。これで阪神は、リーグ最速で30勝に到達した。

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2008年5月24日のニュース