大石監督代行“空回り”初陣飾れず

[ 2008年5月24日 06:00 ]

<オ・広>選手交代を告げる大石監督代行

 【オリックス3-6広島】勝ちたい気持ちが空回りした。見せ場なく終わった初陣。オリックスの大石監督代行は「気のせいか、小松はいつもより気合が入っていた。北川もそんな感じがしたかな」と話した。先発の小松は7回途中、6失点でKO。中軸も北川が3三振を喫するなど無安打で精彩を欠いたが、目標に掲げる積極的な走塁は見られた。2回には後藤の二塁打で一塁走者の浜中が一気に生還。失敗したがカブレラも3回に盗塁を試みた。

 試合前には宮内オーナーが球場を訪れ「思いがけないことで、選手も大石さんも戸惑っていると思う。何とかプラスに持っていってほしい」とゲキを飛ばした。白星スタートで期待に応えることはできなかったが、指揮官は目先の勝利よりまだまだ続くシーズンを見据えている。「(采配も)ちょっと消極的だったかな。早く勝ちたいというのもあるけれど、たくさん勝ちたいという方が大きい」。次の試合が待ち遠しそうな表情だった。

続きを表示

2008年5月24日のニュース