若菜嘉晴氏 好調のソフトバンク主軸、優勝へ一番のカギはケガのリスクを減らすこと

[ 2024年5月18日 06:00 ]

パ・リーグ   ソフトバンク6-2西武 ( 2024年5月17日    みずほペイペイ )

<ソ・西>4回、本塁打を放ち、どすこいポーズを決める山川(撮影・成瀬 徹)
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 【若菜嘉晴 視点】今年は投高打低だ。3割打者も少ないし、その中でソフトバンク・山川は1試合1打点を稼いでいる。相当、塁にたまった状態で打席が回っている証拠だ。7回無死一塁での左前打は難しいボールを打った。あの打ち方のホームランも山川にしかできないだろう。柳田、近藤と組むクリーンアップが打てば、勝てる。この3人を抑えるのは相当難しい。

 死角はない。唯一、気がかりなことはケガによる離脱だ。この試合で気になるプレーがあった。5―1とリードした7回2死一、二塁。栗原の二塁打で6点目が入り一塁走者の山川は本塁を狙ったがアウトになった。あの場面、無理に本塁を狙わせる必要はなかった。大事なのはケガのリクスを減らすことだ。一生懸命に走る山川は西武時代、脚を痛めることが多かった。あの3人をいかに1年間、出し続けられるか。そこが優勝へ一番のカギになるだろう。(スポニチ本紙評論家)

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