日本ハム・細川 「親子ゲーム」で躍動 昼は奥川から一発、夜は朗希から同点犠飛

[ 2024年5月18日 06:00 ]

パ・リーグ   日本ハム1―1ロッテ ( 2024年5月17日    ZOZOマリン )

<ロ・日>7回、同点犠飛を放つ細川(撮影・尾崎 有希)
Photo By スポニチ

 日本ハムの細川凌平内野手(22)が貴重な同点犠飛を放った。17日のロッテ戦に「5番・左翼」で先発出場し、1点を追う7回無死二、三塁で同点の左犠飛をマーク。この日は午後1時半開始のイースタン・リーグのヤクルト戦(鎌ケ谷)にも出場する「親子ゲーム」となったが、ロッテ先発の佐々木朗希投手(22)を得意とする男が、延長12回引き分けに持ち込んだ。

 時計の針は午後10時を回っていた。午後1時半開始のイースタン・リーグのヤクルト戦から約9時間。昼に2軍、夜に1軍の「親子ゲーム」を終えた細川は「疲れはありますけど22歳なので(笑い)。自分の最低限の仕事ができたかな」と、表情を緩めた。

 ヤクルト戦に「2番・左翼」で先発。4回に奥川から右越え2ランを放つなど、2打数1安打2打点で途中交代した。タクシーでの約1時間の移動中は「爆睡です」と細川は笑う。それでも午後4時半にZOZOマリンに到着後、昨夜に新庄監督から伝えられていた「5番・左翼」での先発出場に備えた。

 見せ場は1点を追う7回だ。郡司、マルティネスの連打で迎えた7回無死二、三塁で佐々木の159キロ直球を左翼へ運んだ。浅めの飛球にも三塁走者の代走・五十幡が快足を飛ばして同点のホームを踏み、細川は「イソ(五十幡)さんだったので生還できた。ありがたかったです」と感謝した。

 勝利こそならなかったが、ロッテ・佐々木相手に価値ある引き分けに持ち込んだ。「ファームも勝ったのできょう1日2試合負けなしで良かった」。この日は午前6時半起きだったが、球場を後にする細川の足取りは軽かった。(清藤 駿太)

続きを表示

「始球式」特集記事

「落合博満」特集記事

2024年5月18日のニュース