中日逆転で3連勝!川井が初勝利

[ 2008年4月16日 18:41 ]

6回1失点でプロ初勝利を挙げた中日・川井

 【中6-1巨】中日が3連勝。1回、中村紀の2点適時打などで計3点を挙げて逆転。6回にも3点を奪って突き放した。3年ぶり先発の川井が6回1失点で、プロ4年目で初勝利。巨人は1回の好機に1点どまりで、川井を立ち直らせてしまった。

 ≪強力援護で川井が初勝利≫試合前、中日ナインはプロで未勝利の川井に「絶対打って、勝ってやる」と声を掛けたという。その言葉通り、歴戦のベテランが一丸となって4年目左腕に初勝利をプレゼントした。

 1点先制された直後の1回2死一、三塁。「何としても走者をかえそうと思った」という和田の中越え二塁打であっさり同点とし、中村紀の左前打で2点を勝ち越し。試合の主導権を一気に引き寄せた。守備でも内野陣が2度併殺を完成させるなどしてもり立てると、普段はおとなしい川井の投球も熱を帯びた。

 直球で強気に内角を突き、ときには100キロ台のカーブで打ち気をそらした。五回二死三塁では、捕手の頭上を大きく越える暴投がフェンスに跳ね返って捕手のもとに戻り、走者の生還を免れる幸運もあったが、六回を投げ終えると全身を踊らせて派手なガッツポーズをして見せた。

 ウイニングボールの送り先を問われ「プロに入る前に他界したオヤジにあげたい」と声を震わせた川井。頼もしいチームメートの援護を受け、大きな一歩を踏み出した。

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2008年4月16日のニュース