松井秀 先制本塁打! 今季3号

[ 2008年4月16日 09:14 ]

レイズ戦の2回、先制本塁打を放つヤンキースの松井秀

 米大リーグ、ヤンキースの松井秀喜外野手は15日、セントピーターズバーグでのレイズ戦に「5番・DH」で出場し、2回の第2打席で今季3号となる先制の中越えソロ本塁打を放った。3打席目にも安打し5打数2安打2打点。レイズの岩村明憲内野手は休養日で出場しなかった。試合はヤンキースが5-3で勝った。

 ≪風邪にも負けず≫のどあめを口に放り込む。「意外と効くんですよ。だいぶ良くなった」。松井秀はバットをつかむと練習に向かい、第1打席で先制の3号本塁打を打ち込んだ。風邪をひいていた。カンザスシティーで雨中の3連戦を戦い、寒いボストンで異変を感じた。開幕からジラルディ監督や選手たちが次々とかかった感冒に松井秀も無縁でいられなかった。鼻水、のどの腫れ…。暖かいフロリダでようやく体調が上向いた。
 ただ風邪で生気のなかった間も「感じは悪くない」と言い続けた通り、打席では振りが鋭かった。この日の試合前もジラルディ監督が「マツイを外したくないんだ。誰より振れている」と話したばかりだった。3号本塁打はまさに好調の証しだった。2回1死、外角いっぱいを狙ったジャクソンの153キロがやや甘く入った。打ち抜くと、打球は中堅右の最深部に軽々と飛び込んだ。20連戦の15戦目。戦うほどに鋭さを増すようにすら見える。(共同)

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2008年4月16日のニュース